10月18日(月)帰国の日

ストライキの為、RER、バスなどが心配。それもあって早めの行動も空港にはギリギリの到着。
ストの為かスタッフが少なく、チェックインから何から何まで大行列。
相変わらずゆうずうの効かないフランス人の対応に困り果てたが何とか搭乗。
機内で疲れ果てて爆睡。
そのため、いつの間にか成田へ。
あぁ、もう帰ってきてしまった。
もう少し、フランスで色々勉強してきたかった。
正直にそう思いながら、重い荷物を担いで家路に着いた。

ただいま

 

今回の研修を終えて

まずは偉大なマルセルラピエール氏に感謝と哀悼の意を表します。
このような機会を与えて下さった丸山代表、オザミスタッフ、伊藤さんに感謝。

今回はまず2010年というヴィンテージをフランス東側だけたがチェックできた。
また出来上がってビン詰めされた2009年も然り。

《2010年》
東側は大変良作。一部ひょうの被害があったが大まかに良好。豊富な酸。果実味は豊かだが、アルコール度は
控えめ。凝縮していながらエレガントなワインに仕上がってるそうだ。春には乾燥して、夏は涼しく、雨も多い。
8月頭 − 7月末位が天候が回復し病気も最小限。ボジョレーもほぼ同様。蔵によってはビン詰めが
ギリギリの所もありそうだ。ボージョレーヌーボーの解禁が待ち遠しい。

《2009年》
うわさ通りの良年。東側も例外ではないが、造り手によっては少しマッチョな印象もあった。
逆にエレガントさを残そうと努力した生産者多かったようで、造り手の意向によって以外に
スタイルはバラつきがありそう。
ただ収穫も多く、バランスは取れているようで、生産者にとってはうれしいヴィンテージだったようだ。

生産者から直接お話を伺うことが出来て、改めて彼らの努力のすごさ、その結晶を大切に扱って行こうと
確認できた。

全くビオっぽいビオの生産者たちも年々繊細にキレイになってきている。
新しいビオ生産者が続々と登場。日本入荷が待ち遠しい。逆にボジョレーなどで放棄された
畑が多く見られるのは悲しい。何とか、国としての対策が待たれる。
我々は、おいしいワインを紹介するくらいしか出来ないが、そういうちっちゃな
貢献を頑張りたい。

パリのビストロも相変わらずクラシックな所もあれば
ネオビストロ的な所もある様でお互いに主張しあって
パリらしさがでていると思う。
新しいビストロも増えている様で、若者の中ではとても流行しているそうだ。
だからといってグランメゾンも
日本のように苦戦しているわけではなく景気がいいのだろうか?
というイメージ。
うけている料理もバリエーションが多く、シンプルな店もあれば、
手の込んだ所もどちらも受け入れられている様。
ただ、日本同様個性のある店が流行っているようだ。
自然派のワインシーンもパリでは今だ勢いづいている。
どんどん自然派のワインを扱う店も増えていると伺った。

まだまだ色々伝えたいことはあるが、今後様々な機会を通して、伝えていきたいと思う。

と言うことで、今回のレポートはここまで。

思えば、本当にあっという間の6日間。言葉では言い表せないくらい貴重な充実した
一週間でした。
最後に、こういった素晴らしい機会を与えてくださった、オザミワールド、
丸山代表・支配人・常務・エノコネクションの偉大な伊藤さんとスタッフ。
忙しい中、訪問を受け入れてくださった生産者、その家族の方々。
そして、協力してくださった全ての方々に感謝いたします。
本当にありがとうございました。

                    オザミワールド(株)  藤川 友哉  林 真也 

 

『自然派の伝播にご協力ください。飲む人の体にもいい良いし、
より苦労して造っている蔵元。そして地球の為にも良い。
自然派ワインには、地球の宇宙のエネルギーが詰まっています。
自然派ワインには、世の中を正常な方向に向かわせる力を持っています。
よろしく!』

                    伊藤 輿志男

 


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